こんにちは、福島の鍼灸院すこやか治療院の羽根田のぶよです!初夏を元気に過ごしたいですよね。

6つの邪に注意しよう〜この時期は湿邪

東洋医学では陰陽、気、血、津液、五臓六腑と経絡のバランスが崩れることによって病気になると考えられています。そのバランスが崩れる要因には、「身体の中の問題」「身体の外側にある外部環境の問題」「その他の問題」があり、外部環境の問題には「外邪」と呼ばれる「風」「熱」「湿」「燥」「寒」「火」の六種類あることから、六邪と呼ばれています。

東洋医学の治療法であるお灸は、ヨモギの葉で作った「もぐさ」を燃やした熱でツボに刺激を与えるものです。お灸のもつ火と熱のパワーは寒気を緩め、余分な湿気を乾かすので、これから来る梅雨の時期、湿度が高すぎることによって「湿邪」が体内に侵入することによって起こる症状、下痢、むくみ、手足が重だるい、頭重感、尿が出にくいなどや、エアコンの中で過ごすことの多くなっている夏は汗もかかず涼しく過ごしているので、冷えがたまりやすく、腹痛、頭痛、手足の冷え、関節痛、などの症状がおきやすくなりますが、それらを改善するのに大きく役立ちます。

湿邪退治に役立つツボ

◎停滞している「水」の流れを良くし身体をスッキリさせてくれるツボ                  

足三里、陰陵泉、豊隆

◎冷えを解消してくれるツボ

三陰交、血海、照海関元

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そして、ヨモギには様々な効果があります。熱によってヨモギの有効成分、シネオールが皮膚に浸透すると、白血球を増やして免疫力を高めると言われています。ヨモギに含まれるクロロフィルは、造血作用を促し貧血の予防になります。ヨモギの香りは自律神経を安定させ、温熱との相乗効果で心身をリラックスさせてくれます。食物繊維はほうれん草の3倍で便秘の解消になり、腸内の残留農薬や有害金属を取り除く働きもあります。

美容にもいいお灸、ぜひ普段の生活にとりいれてみてくださいね。